世の中に栄養、もっと言えばスポーツ選手に対する栄養学の指導についての本はたくさんありますが、この本はそれらの中でも良い意味で特徴的であると思います.ただ食物と栄養素について数値などを記した本では(もちろん役には立ちますが)正直なところ味気なく、食事をとるというよりはまさしく「栄養」を摂取しているという感覚があり、時にはビタミン剤を補給するように感じられることがあるかもしれません.それに比べてこの本では(もちろん数値的なものも記されていますが)著者自身の選手としての経験に加えて多種多様なアスリートの食に関する経験や知識を聞くことができ、さらに食に関する歴史や調理方法、様々なエピソードなどについても書かれており、栄養というよりも総合的に「食」について書かれている本です.
栄養学について知るだけでなく、食について興味を持つきっかけにもなりうる本だと思います.この本のタイトルをみてまず興味を持たれる方はやはりスポーツ指導者や選手の方だと思うのですが、他にも大勢の方々にお薦めしたいです.ぜひ一度読んでみてください!