カスタマー平均評価: 4.5
そこには高田延彦がいた UWFインター社長として激動の90年代初頭を駆け抜けた鈴木健、著。 当時、欠かさず会場に足を運んでいた身としては、実に実に興味深く読むことができた。バービック戦、北尾戦の内幕が、実際に仕掛け人として現場を動かしていた著者の筆で描かれるのだから、それは当然のこと。新日本との抗争のウラは興味をそそるところだし、著者が抱いていた山崎、田村、中野らへの苦々しい思いも、今にしてみれば「なるほど」と思う点も多々。しかしもちろん、単なる回顧本、暴露本の類ではない。 「最強」高田延彦の光を追い続けてファンクラブを創り、ついにはマネジメント、フロント業務に手を染めていく一人の若者の青春譜でもある。「高田さんとならば一緒に泥棒になってもいい。その罪は俺が全部被っても!いい」とまで言い切った男は、破天荒な仕掛けで頂点を極め、そして落日を迎える。 焼き鳥屋の店主として次なる人生を歩み始めた著者。開店当初、奮闘する彼の元に現れた男は……。まさに「男の中の男」たるエピソードは泣ける。
Uインターを愛する者 最強のプロレス団体であったと信じているUWFインターを旗揚げから崩壊まで支えてきた鈴木健さんの回想録。 某氏の暴露本とは違って、Uインター、高田らへの愛情にあふれ、まさに「UインターLOVE」といった感じの内容である。取締役であった著者ならではの、新日本や馬場さんとの交渉等の裏事情などの話しも数多く盛り込まれており、かつてのUインターファン必読の書であるといえよう。 また、著者が現在経営している焼き鳥屋「市屋苑」のお店の名前の由来をこの本で初めて知ることができ、今でもインター、キングダムで抱えた借金を返済するために頑張っている著者には頭の下がる思いである。 我々に夢を与えてくれた代償として借金を背負ってしまった著者のために、この本を読み、そして「市屋苑」に食べに行ってあげましょう! そして、Uインター復活興行、楽しみに待っています。
祈! Uインター復活興行 かつてUインター〜キングダムのフロントとして辣腕をふるった著者の高田延彦と関わった18年の歳月をつづった本。最近ありがちな暴露本ではなく、高田選手をはじめとする他の選手に対する深い愛情にあふれ、かつての「U」の時代をあたたかく振り返ることができ、またフロントしか知りえないかつての時代の真相も多数あかされている。現在はUの借金返済のため都内で焼き鳥屋を経営している著者だが、この本でも触れている「Uインター復活興行」、ファンの一人としてもぜひ実現させてほしいものである。 それにしても、高田選手、本当にお疲れ様でした。
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